GALAXY
銀河
M31

M31 アンドロメダ大星雲
アンドロメダ座
距離 230万光年
大きさ 13×4.1万光年
およそ1兆個の恒星が渦を巻く大型の渦巻銀河です。私たちが住んでいる銀河系の倍の大きさがあります。
私たちの銀河系とともに「局部銀河群」とよばれる銀河群を作っています。銀河群というのは数十個ほどの銀河の群れです。ハッブルはこの星雲に存在するセファイドとよばれる変光星の周期から距離をわりだし、私たちの銀河系からはるか離れた星の大集団であることを明らかにしました。
ε160 Kiss X2 60分露出 2015 9 18 撮影 森の天体観測所

Canon 135mm F2 Kiss X2 撮影 森の天体観測所
明るい星が少なくて、静かな秋の夜空にぼんやりと肉眼でも見ることができます。
双眼鏡でみるのがいちばんきれいかもしれません。
望遠鏡では、広がりすぎてあまり美しくありません。
左の写真は望遠レンズで撮ったものですが、双眼鏡ではこんな感じに見えます。
M33

M33
ORION30cm F6 ASI2600MM L10分×15=150分 R10分×5 G10分×3 B10分×3 総露出260分 2022 10 19 撮影
M33 銀河 さんかく座 距離 260万光年 大きさ 5.4×3.2万光年
アンドロメダM31銀河や私たちの銀河系が属する銀河群である「局部銀河群」のメンバーです。あまり大きい銀河ではありませんが、私たちの銀河系からは近くにあるので、内部を観察することができます。
この写真にもM33の中にある星団や星雲が写っています。
M81

M81 銀河
おおぐま座
距離 1790万光年
大きさ 14×7.3万光年
見かけの大きさ 27×14′
大変美しい渦巻銀河。
中学1年生の冬に、天文ガイド増刊号でこの銀河の写真を見なかったら、ここまで天文にのめりこむことはなかったのではないかと思います。
私にとっては、罪な美しい銀河です。
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*20=60分露出 2017 2 4 撮影

この写真は別の日に焦点距離の短い望遠鏡で撮影したものです。
広い宇宙に浮かんでいる姿です。
右下にあるのはM82銀河です。不規則型銀河で激しく爆発をしている銀河です。
ε160 F3.3 Kiss X2 ISO1600 3分*4=12分露出 2015 1 24 撮影
NGC4565

ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×35=350分 R10分×6 G10分×6 B10分×6 総露出530分 2022 04 02 撮影

ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*20=60分露出 2017 2 4 撮影
NGC4565銀河 かみのけ座 距離 5000万光年
渦巻銀河は普通、薄い円盤状に渦を巻いた形をしていす。だから、真横から見ると一本の棒の様に見えます。
その様な銀河をエッジオン銀河といいます。この銀河はエッジオン銀河の代表的なものです。黒いガスの雲が中心に長く見えています。ここで、新しい星が誕生しています。
M104

M104
M104 銀河 ソンブレロ銀河 おとめ座 距離 6520万光年 大きさ 17×6.6万光年 見かけの大きさ9×4′
大変美しい銀河です。昔は渦巻銀河と考えられていましたが、現在は楕円銀河などが複合されたものだと考えられているようです。
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×10=100分 R10分×4 G10分×5 B10分×5 総露出240分 2022 03 04 撮影
M51

M51
M51 銀河 子持ち銀河 りょうけん座 距離 2510万光年 大きさ 8.2×5.0万光年 見かけの大きさ 11×7′
上側の大きい方の親銀河は私たちの銀河系から見て、手前にあり、小さい子供銀河は奥の方にあります。おたがいに重力で引き合っています。
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×11=110分 R10分×4 G10分×4 B10分×4 総露出230分 2021 04 10 撮影
M101

M101
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×22=220分 R10分×5 G10分×5 B10分×5 総露出370分 2022 05 04 撮影
M101 銀河 回転花火銀河 おおぐま座 距離 2250万光年
大きさ 19×18万光年 見かけの大きさ 29×27′
私たちの銀河系の大きさの2倍もある大きな銀河です。
腕の中の散光星雲や散開星団も写っています。口径30cm反射望遠鏡の威力はなかなかのものです。
NGC891

NGC891 銀河 アンドロメダ座 距離 3000万光年 見かけの大きさ 13.5×2.5′
渦巻銀河を真横から見たエッジオン銀河です。有名な銀河のわりには眼視ではたいへん見にくい銀河です。中心をつらぬく暗黒帯の詳細がよく写っていると思います。
ORION30cm F6 ASI1600MM L5分×22=110分 R5分×7 G5分×7 B5分×6 総露出210分 2020 11 12 撮影
NGC253

NGC253 銀河
ちょうこくしつ座
距離 1040万光年
大きさ 8.3×2.1万光年
見かけの大きさ 28×7′
この銀河の中心では、十万個ほどの重い星が一斉に誕生しています。このような銀河をスターバスト銀河といいます。
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*18=54分露出 2017 2 24 撮影
M106

M106 銀河
りょうけん座
距離 2220万光年
大きさ 12×4.6万光年
見かけの大きさ 19×7′
中心核が非常に明るく、特定の原子が出す光(輝線)が強いという特徴をもつセイファート銀河と呼ばれるのひとつです。
これらの輝線は広いドップラー幅をもつことから、4000km/sの高速ガスからのものとわかりました。これらは中心のブラックホールのまわりにある降着円盤から放出されていると考えられています。
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*30=90分露出 2017 4 23 撮影
NGC7331

NGC7331
NGC7331銀河 ペガスス座 距離 1200万光年 見かけの大きさ 10.5×3.7′
ペガスス座の前足あたりにあるたいへん姿の美しい銀河です。1784年にウィリアム ハーシェルが発見しました。この銀河はバルジとよばれる中心部分がまわりの円盤部分と逆方向に回転している「逆行バルジ」をもつめずらしい銀河です。まわりの銀河とともにNGC7331銀河群を形成しています。
ORION30cm F6 1600MM ゲイン100 露出 L 10分×10 R10分×4 G10分×7 B10分×5総露出260分 2021 10 2 撮影

ORION30cm F6 1600MM ゲイン300 露出 LRGB各3分*8枚=24分総露出96分 2018 10 13 撮影
M63

M63
M63 ひまわり銀河 りょうけん座 距離 2350万光年 大きさ 8.6×4.9万光年 見かけの大きさ 13×7′
Sbc型。細い腕がたくさん渦を巻いています。
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×12=120分 R10分×5 G10分×5 B10分×5 総露出270分 2021 03 14 撮影

ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*18=54分露出 2017 2 24 撮影

M74 銀河
うお座
距離 3160万光年
大きさ 10×8.7万光年
見かけの大きさ 11×10′
秋の星座のなかでよくめだつペガサス座の四方形のすぐ東にあります。
有名なわりには小さくて暗い感じがします。
撮影には結構苦労します。
M74
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*28=84分露出 2016 11 4 撮影

M64 黒眼銀河
かみのけ座
距離 1340万光年
大きさ 3.9×2.1万光年
見かけの大きさ 10×5′
Sab型。比較的近くて小さい銀河です。
中心近くの暗黒帯が黒くて眼にみえます。
M64
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*20=60分露出 2017 4 23 撮影

NGC2403 銀河
きりん座
距離 1180万光年
大きさ 7.5×4.2万光年
見かけの大きさ 22×12′
Scd型。近くて小さい銀河です。
銀河の上の明るい星は私たちの住んでいる銀河系の星です。
外側の腕が薄いのでもっと長時間の露出が必要だと思います。
NGC2403
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*16=48分露出 2017 2 24 撮影

M108 銀河
おおぐま座
距離 4500万光年
見かけの大きさ 8.6×2.4′
Sc型かSBc型。
おおぐま座のβ星のすぐ近くにあります。
メシエ天体の銀河のうちで最も暗い銀河です。9.9等す。
星がたくさん生まれているスターバースト銀河です。
M108
ORION30cm F6 Kiss X2 ISO1600 3分*32=96分露出 2017 12 22 撮影
NGC2903

NGC2903
NGC2903 銀河 しし座 距離 3000万光年 大きさ 7.5×3.6万光年 見かけの大きさ 13×6′
SBc型の渦巻銀河です。
しし座の大鎌の先にあります。
意外に写真写りが良くて、内部の構造も見えています。
ORION30cm F6 ASI1600MM L5分×10=50分 R5分×4 G5分×4 B5分×4 総110分 2020 3 20 撮影
M66

M66 銀河
しし座
距離 2150万光年
見かけの大きさ 9×4′
Sb型の渦巻銀河です。
しし座の後ろ足のつけねにあります。M65とNGC3628と銀河群を形成しています。この銀河群は、M66銀河群と呼ばれています。近くの銀河との遭遇で腕がゆがんでいます。
。
ORION30cm F6 ASI1600MM L3分×19=57分R21分GB24分 総126分 2019 1 14 撮影
M65

M65
M65 銀河 しし座 距離 2150万光年 見かけの大きさ 9.8×2.9′
Sb型の渦巻銀河です。しし座の後ろ足のつけねにあります。M66とNGC3628と銀河群を形成しています。この銀河群は、M66銀河群と呼ばれています。
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×13=130分 R10分×3 G10分×3 B10分×2 総210分 2021 1 15 撮影
M77

M77 銀河
くじら座
距離 4690万光年
見かけの大きさ 7.1×6.0′
秋の星座で有名なうお座の結び目のすぐ東横にあります。中心部が明るく、外側の腕が大変暗いので、両方をうまく表現するのに苦労します。この写真でも最も外側の腕は薄く写っているだけで、良く見ないとわかりません。苦労の割には見栄えのしない銀河です。
ORION30cm F6 ASI1600MM L5分×21=105分 R5分×7 G5分×8 B5分×10 総230分 2020 11 14 撮影
NGC1055

NGC1055
NGC1055 銀河 くじら座 距離 5200万光年 見かけの大きさ 7.6×2.6′11.4等
M77のすぐ近くにある銀河です。直径は11万5800光年で、1783年12月19日にウイリアム・ハーシェルがイングランドの自宅で発見しました。M77銀河と連星系のような関係でM77とは44万2000光年離れているそうです。
ORION30cm F6 ASI1600MM L10分×14=140分 R10分×5 G10分×6 B10分×5 総300分 2021 10 02 撮影
NGC5907

NGC5907 銀河 りゅう座 距離 4000万光年 見かけの大きさ 14×0.7′11.1等
ものすごく細く見える銀河で、ナイフリッジ銀河とかニードル銀河と呼ばれています。銀河中心にあるバルジが小さいのでこのように見えます。この銀河のまわりには恒星ストリームと呼ばれるものが取り巻いています。これは昔この銀河の近くにあった矮小銀河がこわれて出来たものだと考えられています。
M88

M88 銀河 かみのけ座 距離 5900万光年 見かけの大きさ 7′11.1等
おとめ座銀河団に属しています。1781年にメシエが発見しました。渦巻の腕が開いたSc型の銀河です。
NGC772

NGC772 銀河 おひつじ座 距離 1億3000万光年 見かけの大きさ 7.2×4.3′11.1等
直径が20万光年以上の大きな銀河です。矮小楕円銀河であるNGC770などの伴銀河にかこまれていて、その潮汐力によって腕の1本が異常に引き伸ばされています。
NGC1300

NGC1300 銀河 エリダヌス座 距離 6100万光年 見かけの大きさ 6.2×4.1′11.4等
大変美しい棒渦巻銀河です。この銀河の写真を中学1年生の冬に天文ガイド臨時増刊号で見て、宇宙には不思議な形をした天体があるものだなあと感心しました。遠い遠い昔の話です。こうして、その銀河の写真を撮っているのは感慨深いものがあります。